BIGBACKER JIG SLIDE STICK ですぞ!

青物狙いではなくてはならないと言っても過言ではないスライド系の中でも、後発も後発のジグ。さて、実力やいかほどに・・・?

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比較的最近発売されたジグです。

ラインナップは15g、20g、30g、40g、60g。それより上のヘビークラスがないのは、撃投レベルやジガロといったライバルに勝てないと見込んでのことでしょうかwまぁジャッカルが対象としている層に一番マッチしているラインナップですよね


自分はこのジグの特性、使用しているロッド等の兼ね合いから40gをメインに使用していますが、シーバスロッドのMLクラスを使用した場合、30gが適正かと思います。20gではなく、あえて30gをオススメする理由も後述します。

【お値段】
★★★★☆(4/5)

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40gでだいたい740円、そこに税が付いたり付かなかったり。重さによって値段が異なります。自分はセール時に買って、630円ぐらいで確保しています。

別にスライド系ショアキャスティングジグのパイオニアでもなければ、破格の安さでもないジグですが、塗装強度デフォルトで付いているフックを考えたら自分はかなり良心的な値段だと思います。後発の成せる技ですね。


【塗装強度】
★★★★★(5/5)
このジグのイチオシポイントの一つです。塗装が強いといわれている同系統のアクション(・・・というかほぼパイオニアに近い?)の撃投レベルに比べてもかなり強いと思います。この記事の写真1枚目にあるピンクバックカラーを見てもらえば塗装の強さがわかってもらえると思います。ハゲて白地が出てくる質の低い塗装とは一線を画します。


【強度】
★★☆☆☆(2/5)
ややや。塗装強度が良くても、この点数は困りましたぞ・・・。

というのもこのジグ、

新品購入時に手で曲げたらあっさり曲がる

そのぐらい簡単に曲がります。うーん有名ブログで紹介された例のバイブみたいですね・・・?(笑)

撃投みたいに中芯が入っているわけでもなければ、使用している素材が良いものでもないので、テトラにぶつけて回収したらちょっとした衝撃でも曲がっていることがあります。

ただ、簡単にまっすぐに戻せますし、塗装は落ちないしアクションも全く変わらない、飛距離も変わらず使用し続けれますので、曲がったことに悲観せず投げ続けましょう。まっすぐに戻せば問題ゼロです。80gくらいを常用する磯だとこれは困りましたが、堤防やサーフ、ゴロタ磯程度なら問題ないと自分は思いますネ。強度求めると値段上がりそうですし。


【キャスティング】
★★★☆☆(3.5/5)
特にズバ抜けた飛距離が出るわけではないですが、ほかのジグに劣るわけでもありません。ただ、ジグの姿勢を正すことができないキャスト、つまりリリースポイントを理解してなかったり、ロッドの特性を無視した力任せのキャストだとくるくる回って失速するキャストになってしまいます。

今までリアウェイトのジグを使っていてバビューン!と問題なく飛んでいて、このジグを使い始めた瞬間飛距離がガクっと落ちた・・・。なんて人は、一度自分のキャストと向き合ってみましょう。アドバイスとしましては、紙飛行機を飛ばす要領です。

どうやらビッグバッカージグという商品もあるらしく、そちらは飛距離を売りにしているようです。そちらに比べてスライドスティックはアクションが売り!とアピールしているようで、まるでスライドスティックが飛ばないように見えてくる売り文句ですが、そんなことはありません。しっかり飛びます。


【アクションその①】
★★★★★(5/5)
ジャーク時のアクションはこのジグの特筆すべきポイントです。青物狙いでおおよそ想像出来るアクションを、使い手の思い描いた通りにアクションさせることが出来ます。

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青物狙いの皆さんが40gクラスのジグに求める意見はこんな感じのハズ。

ジャークで出来たスラックを使用して、ポーンポーンとジグを大きく横っ飛びさせて誘いたい・・・。(徳島県/30代男性)

ジャカ巻きでの表層ジャーク、どこかで食わせのスライドを入れたい・・・。(徳島県/20代男性)

チョンチョンとロッドティップだけで糸ふけを回収し、同じレンジでの滑走をなるべく長く見せて口を使わせたい・・・。(徳島県/60代男性)

等々、青物狙いに求めるアクションは使い手のタックルや当日のコンディションによりさまざまなハズ。それらに必要十分に対応し、もちろんそれらを織り交ぜたアクションだろうが高次元で対応してくれます。

わかりやすく言うと、「ロッドアクションに対するレスポンスが非常に良い」んですね。加えて、水切れが非常によく、ロッドをシャクる際に腕に来る負担がほぼありません。ホントに驚くレベルのジャークの軽さです。30gのジグを操作する感覚で40gを使い続けることができます。

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・・・ただ、そのジャークの軽さは水噛みの悪さにもつながります。横風の場合は何をしているかわからなくなります。糸ふけを回収する際にブレーキがかからず、ボトムまで落とすことが困難になります。ジグを滑走させた場合のスラック回収に抵抗がなさ過ぎて何をしているかボケてしまいます。

そういった、タフコンディションで使い込むジグではありません。表層をイレギュラーなスライドでヒットに持ち込む、なんて使い方はそういう日でも◎ですけどネ。



【アクションその②】
★★★★☆(4/5)
スラックで跳ねた後、どんなジグでも重力にしたがってフォールに移行するわけですが、そのフォールに移行するまでの間の取り方でさまざまな誘い方をすることができます。ヒラヒラと木の葉が舞い落ちるアクションを意図的にジャーク中に取り入れてもこのジグはオッケーです。センターウェイトジグのフォール、結構目を見張るものがありますヨ!

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【その他】

オススメカラーは特にありませんが、シルバーにゼブラグローが入ったやつをよく使っています。グローかなり弱めですし、特に効いてるかはわかりませんが、自分のお気に入りカラーですね。

アシストフックは買ったときから「オーナー ジガーライト早掛け」がフロントダブルで付いています。40gのジグを使って、シーバスロッドやMクラスのライトショアジギングロッドを使って小型青物~中型青物までを狙う場合、デフォルトで付いているこのフックがボトルネックになるなんてことはないハズ。


自分がほかのライトショアジギングの用いるジグとスライドスティックを使い分けるとしたら、
・ベイトが極端に小さく、高速でただひたすらにごまかす時にファットで小型のジグ
・スライドを抑えたストップでしか口を使わないとき、もしくはジグを使いたいが強風なのである程度のジグのアクションによるブレーキが欲しい時にリアウェイトジグ
・サゴシやタチウオがジグにしか反応しないときの特効隊に激安ジグ

この3種類との使い分け、もしくは常用はしないけど何となく買ってみたそれらのちょうど間のアクションをするジグを入れてみたりって感じですね。この2018秋シーズンにジグを用いる際は、スライドスティックが先発登板~完投することしばしばです。

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フラット狙いなどにも使用出来ると思いますが、青物狙いでとりあえず反応を伺いたい。そんなときにスライドスティックを選ぶのは、 ”アリ” だと思いますよ!




・・・参考までに、なぜレベルでもなく、ジグパラロングでもなく、スメルト(はちょっと違うか)でもないかというと、自分の考えるジグに求めるものの総合力がスライドスティックがイチバン高かったからです。

スライドスティックはこのジャンルのパイオニアではありません。先陣を切ったか、またはスライドが売りのジグを広めたのは撃投レベルでしょう。しかし、高いうえにフックが付いていない。そこまで塗装が強いわけでもない。あ、いいジグであることは確かですよ。

スライドスティックより安さを求めたらジグパラロングがありますが、フックが信頼できるものではないし、だからと言ってほかのフックを買って装着すると、スライドスティックと似たような値段になる。うーん、それならアクションがよりキレキレなスライドスティックかなとなるわけです。

値段、塗装、フック、アクション・・・いろいろな要素を考えた上で、アナタにあったジグをお選びくださいな!