正直書くか迷いました。だって、僕、このロッド使いこなせるほどまだ釣りを知らないんですもん。Gクラフトとかいう玄人臭ただようメーカーに詳しくないですもん。

そもそも、このロッドの名前である「セブンセンスSR ミッドストリーム」の要素が僕に全くないですから、このインプレは972SRに魅力を感じる人の中でもさらにマイノリティ向けのインプレとなります(笑) 

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ということで

  • サーフでの釣りのためにこのロッドを使用しています
  • 数匹しかシーバスを釣ったことがありません
  • 初のGクラフトロッドです

以上のことを理解してもらったうえ上で読んでいただけたらな、と思います。



最近になってようやくGクラフトの公式サイトがマトモになったので(笑)、直リンク貼っておきます。

http://gcraft.ocnk.net/page/18

以下、公式サイトの説明文より引用
第二弾、MID STREAM 97 「River custom」。 中・大型河川で比較的流速(1m/S前後)の速い場所で、大型鱸族を狙う為に開発したこの「 MID STREAM 」は21g前後のミノーや21g~28gのバイブ主体のゲームにおいて、操作性を重視し、タメが利かせ易いバットに設計している。 よって、ランカークラス(5kg)に主導権を与えることなく余裕を持って対処でき、また、鉄板系28gまでのデイゲームや地域によってはサーフでのヒラメゲームにも適している為、リバーゲーム専用でありながら、その汎用性は実に幅広い。 ルアーウエイトの許容範囲は、シンペン8g~21g、バイブ15g~28g、ミノー12g~24g。 ベストルアーウエイトはシンペン21g、ミノー21g、バイブ25gが使い易いブランクスとなっている。 リールに関しては、繊細な操作性を重視するアングラーでPE1.0号~1.2号の場合は、2500番、C3000番クラスパワーファイトを重視するアングラーでPE1.2号~1.5号の場合は、3000番、4000番クラスが適している。

説明にもあるような、「地域によってはサーフでのヒラメゲーム」とはつまり、自分がやっているような遠浅サーフの釣りだと予想します。


フルキャストした先で水深が1~2mみたいな、ヘビーシンキングミノー?なにそれ?おいしいの?って状況に非常に適したロッドです。

シャロー系ミノーやジグヘッド、スピンテールなどでサーフから狙うフラットフィッシュ、またはシーバス。自分はそういった釣りに主にこのロッドを使っています。河の釣りには......。やっぱりフラットしか狙ってないや(笑)



そういった地域で釣りをしている人がこのインプレを書いている、ということをお忘れなく。


どうやらセブンセンスSRシリーズは従来のパリパリ・・・いや、カリカリシャープという表現の方が適切でしょうか。そのカリカリシャープなセブンセンスPEシリーズなどから幾分マイルドにしたロッドのようです。そのシビアなロッドであるPEシリーズの中でもミッドストリームは特にキャスティングに難があるらしいですが、972SRはどうかというと......。
 


キャスティング


「Gクラフト、セブンセンスシリーズ」というおどろおどろしい系統のロッドですが、Gクラフトが言うようにSRシリーズは扱いにくさをちゃんと排除できているように見えます。あ、少なくともミッドストリームは。自分は972SRしか触ったことないので。

キャスティングの適正は、ふつーのミノーなら15gくらいから25gくらいまで快適に投げれます。シンペンも同様。ジグなら30gでもフルキャストできますね。バイブに関しては、ガタガタブルブルと引き抵抗が強いものは20gぐらいまで、引き抵抗があまりないものは25gでも快適です。でも、感度のおかげで・・・、後で感度に関して書くので、そこで詳しく触れます。

(いないとは思いますが)30gぐらいのルアーをメインにして972SRを考えている人。
ジグを投げることのみを考えた場合 、勝手にロッドが曲がって、勝手に脅威的な復元力でジグを弾き飛ばしてくれるのでアホみたいに飛びます。振り切ればもっと飛びます。30gと同様のウェイトでも空気抵抗の大きいルアーだった場合、復元力が負けてしまい、少々よっこらしょといった具合になります。




 
ここまで思いっきり振り切る必要はないです。あ、でもそれなりのフルキャストが前提のロッドです。ロッドをスイングして音が鳴らないようなキャストだったら失速すること間違いなし。

・・・・・ですが、このロッドは9.7ftというレングスの割には馬鹿みたいに軽く(スペック上は136g)、そこまで振り切りに難があるとは感じません。


先代のセブンセンスやTRシリーズの場合、

曲げこむ必要アリ+曲げてやるポイントを見極めてやる必要アリ=スイングスピードが必要でかつキャスティング自体もシビアなロッド
 
であることを勝手に妄想していますが、SRシリーズの場合、

曲げこむ必要アリ+ロッドの性格はそこまでシビアではない=スイングスピードさえ速ければそこまでキャスティングに苦労しないロッド

という風に思います。速いスイングスピードでもリリースポイントを見極めることが出来る、というのが最低条件となります。逆にいえば、それさえできてりゃ十分です。

自分の場合、適正ウェイトならたらしを1.5mほどとったペンデュラムキャストで、バットの少し上を押し出すように振り切ります。振り切りとはつまり、左手の引きを速くすることです。右手はロッドを押し出すだけです。他のロッドならバットを押し出す感じですが、このロッドは少し上のイメージ。



そうですね、キャスティングに関しては、まさにセブンセンスSRはセブンセンス入門といった具合ですね。そのキャスティングの爽快感のもっと上にTRシリーズがあるのでしょう。


あ、特記する必要はないかと思いますが、上記したウェイトのルアーならどれもぶっ飛びです。どれくらいかというと.....。ふつーの良ロッド(ラテオやアーリープラス、もしくはそのもう一つ上のランクのロッド)との飛距離で見ればちょっとの差、1.2~1.3倍程度しか差がないように見えますが、初速の速さが体感でかなり違います。

えっとですね、初速に関して。これはキャスタビリティーがすごい!というよりも、キャストアキュラシー(精度)の高さに大きく影響するかと思います。

そう、精度。ロッドのシャープネスさも相まって、フルキャストした際でも精度が非常に高いです。これは褒めるべき点かと。自分は9.5割サーフでの使用なので精度はほぼ必要ないんですけどねwww


巷ではネジレの方向に強いX状のカーボンテープにより~~とかいろいろありますが、それは(このカーボンなら捻じれちゃうけど)X状のテープ巻いたらマシになるよってことで、そもそも高弾性なら......。言わずともわかるでしょう。


わかりにくい例え話をしましょう。太鼓の達人の鬼難易度、さいたま2000をラテオだとします。さいたま2000の達人譜面をある程度こなせる人なら、はやさいたま2000に挑戦できるでしょう。はやさいたま2000がセブンセンスSRです。そして、またさいたま2000やきたさいたま2000がTRシリーズまたはリミテッドであると予想します。これ、わかる人ならウンウンとわかってくれる禿同な例えな気がするんですが(笑)


結論、Gクラフトという名前がわかる人(=ある程度シーバスロッド、シーバスフィッシングにあれこれある人)なら特に問題なく扱えるキャスティング性能です。


魚とのやり取り


先ほどカリカリシャープといった表現をしましたが、SRシリーズももちろんそういった気質のロッドです。鋭さを持ったロッドです。

ですが、案外魚とのやり取りに神経は使いません。(フラットフィッシュの場合)

そもそも噛みつきバイトの魚に「ロッドの硬さのせいではじく」といった表現はナンセンスかと思います。そりゃまあ、あまりにもちぐはぐな強度設定のタックルの場合はおいておいて、972SR程度なら魚の大小で差が出るようなタックルの強度ではないでしょう。



ロッドのハリはオートマチックなフッキングを可能にしてくれます。このロッドは、ハリはあるけど硬くはありません。魚がかかるとスムーズに曲がってくれます。詳しく言うと、魚の引きに対し、スムーズにベリーからバットが曲がり、その負荷に応じたテンションをかけてくれます。

一見、ML~MMLといったロッドにしては細身に見えますが、少なくとも70程度のシーバスは余裕で寄せてくることが出来ますし、60ほどのそこそこサイズのマゴチも全く不安なく寄せてこれます。寄せ波に乗せたランディングも余裕です。


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しかし、そのオートマチックなフッキングに至らなかった場合、世間でいう「はじく」という事象が起こります。

自分の場合、まだミノーのリトリーブ中に972SRのせいで魚をはじいたという感覚を持ったことはなく、そもそも自分は基本的に乗らないバイトはどうやっても乗らないといった考えなので、あまり気にしていません。

少なくとも、明確なバイトに対してはハリのあるティップのおかげでフッキングはうまく決まるし、感度もたかいので噛みつきバイトはもちろんのこと、吸い込みバイトをさらに積極的にかけていくことが出来ます。あ、要するに、自分の手でもさらにしっかりフッキングを決めることが出来るという意味ですよ。


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ちゃんと972SRで釣った魚ですw


マニック115、8番フック、ドックウォークという、これ以上にフッキングしないシチュエーションはないのではないだろうかという場面ではさすがに苦労しました。柔らかいティップなら下手糞なシーバスのバイトを小さいフックでからめとることが出来るのかもしれませんが、さすがにそれがかなうロッドではなかったです。そういった場面で頑張れるロッドではないです。つまり、バチ抜けなにそれ笑わせんな

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フックを5番にあげてリベンジ。しかしこれはマニックの動きを殺してシルエットとドックウォークのみでの勝負なので100%の正解ではないですw


このロッドで小さいものは20cmほどのソゲのバイトも感じ取ってきっちりフッキングさせることができるし、大きい魚も問題なくやり取りできる。サーフから狙うような魚なら不満なく使用できるでしょう。

恥ずかしながら、自分はこのロッドで初めて「バットのタメ」というのを感じまして、それまで使っていたAR-CTYPE XX S904Mを比較対象にした場合、同じようなパワーの魚がかかった時でも972SRの方がドラグを出さずにやりとりすることが出来ます。

タメを理解するまではロッドの見た目の華奢さ相応のドラグ値を設定し、想定サイズの魚に走られました。しかし、疑いながらも少し強めのドラグ値を掛けてみたところ、カリカリシャープさからは想像できないパワーを持ってました。え?136gのどっからこんなパワーでてんの?みたいな。見た目以上のパワーを持っていると言いますか。バットからしっかり仕事をすることで魚の動きをこれほどまでに殺せるものなのかと。恥ずかしながらこのロッドで初めて知ることが出来ました。大事なことなので二度言いました。




感度


超絶です。少なくとも自分が使ってきたロッドの中だったら一番です。

ボトムノックはもちろんのこと、リグの違和感(スピンテールのちょっとした絡み)はハッキリわかります。ただ、繊細すぎて魚のバイトと勘違いしたことが何度か(笑)

この手元への感度のせいでバイブレーションを使うことにためらいがあります。使えないわけではなく、使ってるのとなんとなく疲れるんです。引き抵抗の大きいバイブの場合ガタガタブルブルと。そんなに引き抵抗のないやつなら問題ないけどね。

スピンテールなんかは引き抵抗が軽いモノだったらボトムノックを繰り返してめちゃめちゃ使いやすいです。ワームも同様。もちろんミノーでヨレの変化や払い出しっぽくなってる流れの変化を感じ取ることも可能にしてくれるレベルの感度です。

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すいません、何々に比べ~とか、何々を使っているときの~とか明確な比較ができるほどの知識も経験もないため、感度に関してはこの程度で。


その他


ガイド設定。やたらと小さいガイドですが、PE1.2号でなんら問題ないです。サーフの場合、リーダーを1ヒロ強とることが多いので、ノットを巻き込むか巻き込まないかぐらいでのキャストです。なので、ガイド抜けがどうのこうの、といった話が出来ません。

ほんと、小さいんですが、ブランクの性質とガイドの大きさがマッチしていまして、ガイドセッティングの妙と言いますか、しっかり飛んでくれます。PE1号と1.2号で比べ、飛距離にあまり差がないように思えます。


グリップ周りのお話。友人は僕の前でおおっぴらにダサイとは言いませんが、あまり好評ではないことに間違いはないようです(笑)

しかし、軽量化や感度といった部分ではこの贅肉をそぎ落としたグリップ周りはなかなかにイケてるんじゃないでしょうか。まー、正直じぶんもかっこいいとは思いません。

最近出てきているキンキン感度らしいシーバスロッド(ティガロとか)のデザインも見た感じ、時代はこういったグリップに移行しつつあるのかも?

リアグリップの長さに関しては、

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角度的に端がずれているように見えますが、ちゃんとピッタリ合わせてますよ。

こんな感じで。身長175cmないくらいの自分でギリギリ脇に挟めますが、ロッドの軽さのおかげで脇に挟む挟まない以前に持ってて疲れないです。


使用するリールに関してですが、自分はシマノのC3000をメインに使っています。PEは1号。さきほど1.2号がベストだと言いましたが、1.2号、ダイワ3000番の組み合わせより繊細に釣りができるかな、と思い(繊細にできているとは言っていない)、この組み合わせです。ただ、ダイワ3000、シマノ4000でもなんら問題はないでしょう。というか、メーカーはそっちを推奨してます。サーフから釣れる魚、砂に揉まれてPEが劣化する、等々の理由を考えると1.2号の方がよいでしょう。あれ、なんで俺1号使ってるんだろ......(笑)








自分のような遠浅サーフが主戦場で、ラテオやディアルーナからのステップアップには適したロッドの一つだと思います。昨今のサーフロッドはティップの柔らかさをウリにしているように見えますが、かけていくハリを持ったロッドも選択肢としてアリでは?と思います。

ロングロッドは、長くても振り切れなかったら意味ないじゃん......。ってことで、そもそも大きな波の来ることが少ない地域の場合ロッドの長さで波を避ける必要もなく、ロングロッドのメリットデメリットを自分の釣りをするフィールドと照らし合わせて考える必要があります。

972SRの場合、レングス、ウェイトのおかげで振り抜きは決まりやすいし、そもそもルアーがよく飛ぶロッドなのでロングロッドに負けないキャスタビリティーです。

長時間サーフで釣りをする場合、そのスペックが疲労軽減に一躍買うことも明らかでしょう。


さて、早くこのロッドでヒラメサイズを釣らねば......(笑)


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