唐突に始まったこのシリーズ、一応正しいことを書いているつもりです。しかし、



自分で全て触ったわけではない→つまりインプレではない


自分で作ったわけではない→開発の意図なんてわからない




といった理由から「無責任な」、と最初に断りを入れておきます。そうですね、簡単に言えばネットソースなわけですねw 
 



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今回はリール編。なにを書くかというと、リールの差異。

シマノ、ダイワオンリーの話でなおかつスピニングリールの話になります。


まあだいたいの人が同じことを言ってると思いますが(笑)、なぜ、の理由付けも含めて書いていきたいと思います。



自分がリールに求めるものは1.トラブルレス。次に2.耐久性。その次に3.巻き心地、重量。

リールって値段で何が違うん?

と思う人は多いかと思います。リールに関する知識がないからなに買えばいいかわからん.....。って人は今回の記事で出てくるワードごとのリールの差を見ていけばいいかと思います。




まず、必要最低限快適に使うために

1.トラブルレス

次に、その初期性能を維持するために

2.耐久性

最後に、自己満足の

3.巻き心地、重量


まあ普通に考えると当然の順番ですよね(笑)



1.トラブルレス


つまり、リール=糸巻き機という役割を満たすために、ですね。あ、言い忘れてた、PEの使用が前提です。

PEラインを使うにおいて必要なのは、ラインローラーがしっかり回ること、ベールの形状、これだけだと思います。逆にいえば、これを満たしているリールなら、必要最低限なわけで、初期状態が保たれる限りはそのリールを不満なく使用できるかと思います。
 
ルアーフィッシングをするにおいて、お勧めしないのが

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このベールの形状。

ナイロン、フロロといったほかのライン以上にテンションのゆるみが命とりなラインであるPEを使うにおいて、キャストした後にその段差のせいでテンションに加減があるのはトラブルの元です。

一見ベアリングの数が多かったり、他の同価格帯と比較してスペックで勝っていたとしても、その形状からトラブルが起きてしまい、使用中に不快を招くことがあるかもしれません。


自分の場合、上の画像のリールであるBGがそうです。3500H(シマノ5000番ボディ相当)にそこそこの性能であるはずのPE2号を巻いて使用しています。

ショアジギングやショアプラッキングといった、ド遠投、着水、といった過程にある程度猶予のある釣りなら問題ないのですが(というか本来はそういったものかあるいはバーチカルなジギングなどの使用が前提なリールなんですけどね)、風の吹き荒れる磯で軽いミノーを精度が求められるキャストをする必要がある場合にトラブルが多発しました。

どうしてもベールをリターンさせた後のテンションのゆるみが出てしまい、次のキャストで爆発、といったことが起きてしまうことがあります。いちいち自分でテンションを指でかけてからリトリーブを開始するのは快適性に欠くこととなります。


今まで自分の使用してきたリールはシマノでいうワンピースベール、ダイワのエアベールのような形状のもののみだったため、このようなトラブルが起きることは予想していませんでした。

以上のことから、低価格帯における快適性を求める場合、L字型になっているベールの形状は使用状況によってトラブルのもとになる可能性がある、ということが言えます。この点から自分なら低価格帯ならダイワを選びますね。


次に、ラインローラー。

ラインローラーが固着したリールを使用したことがある人はわかるかと思いますが、糸寄れがすごいことになり(笑)、あっという間にライントラブルが起きます。

ラインローラーの回転性能、最低限ベアリングが一つ入っていることが求められるかと思います。今時のリールは5000円ほど出せばラインローラーのベアリングは入っているリールでしょうから、特に気にすることはないかと思いますけどね。逆に、2つにする必要はあるか?と言われると、自分は必要ないんじゃないかなーと思います。実際ベアリングが1つしか入っていないラインローラーでもどんだけテンションが低くてもしっかり回転していますし、それ以上を求めるのは自己満足なんじゃないかな、ご自由に.....。って考えです。


以上、「初期性能が維持されているなら」トラブルレスな条件となります。



2.耐久性


マグシールド?Xプロテクト?あって損ではないです。回転性能の低下に影響するものではないです。自分で道具いじりが出来ない人には何らデメリットになる機能ではありません。その機関部の故障はつまり壊れたということです。リールの限界なんです。おとなしくOHに出しましょう。
マグシなどに文句いうのはたいてい使用する側の不備だったりしません?なんかそんな気がするんですが......。それか、ベアリングの寿命。ベアリングは消耗品です。

マグシールドとかそういうのに関する話題は今回はこの程度にしておいて。



正直自分は巻き心地とかに関して結構鈍感なため(笑)、初期状態の1万円くらいのリールと中価格帯のリールを目をつぶって巻いてもあまりわかりません。
 

初期状態なら、です。ここでいう耐久性とは魚の半端ない引きで壊れる、とかそういった普通の釣りにおいて絵空事のようなイベントに対する耐久性ではなく、長いこと使ってガタがくるとかそういう意味です。


耐久度、主に思い浮かぶのはボディの耐久度、ギアの耐久度が考えられるかと思います。

実は、この2つって結構繋がってるんですけどね。


普通に考えて、初期状態ならギアは欠けるわけがありません。ある程度の精度をもって精製されているなら、普通の使用年度で陸から釣る程度でかみ合わせがずれてくるなんてことはあまりないかと思います。オフショアなどの大型リールは負荷が半端じゃないので、ギアの強度もある程度必要になってきますけどね。となると、磯で糞重いジグ扱うのもある程度の強度が必要だと想像できます。


なんでギアがゴリるとかいう概念があるかというと、

ボディの歪み

これが要因のひとつなわけですね。 ギアがはめ込まれてるのはもちろんボディで、そのボディがたわめばギアも歪み、結果ギアがゴリるという現象が発生するわけです。



ダイワ、シマノどちらのメーカーもおおよそ同じかと思いますが

樹脂<カーボン+樹脂<金属

耐久性においてこの順番は当たっているかと思います。


樹脂、つまりダイワでいうレブロス、シマノでいうナスキーなどに使われているボディの素材ですね。釣りの頻度が多い人にはお勧めできません。初期性能の維持には限界があるかと思います。巻き心地がある程度低下しても仕方のない強度のボディです。

逆に、負荷をかけない釣りなどとある程度割り切れば検討するのもありかもしれません。しかし、強度が低いということはその工作精度にも妥協があることが考えられます。



次に、カーボン樹脂ですね。ダイワのザイオン、シマノのci4+のことです。ほんとはなんていうのか知らないけど、今回はカーボン樹脂で。

カーボン繊維ってハイテクなすごい強度なんちゃうのん?って思うかもしれません。はい、その通り航空機などに採用されているカーボン繊維は軽さと強さを両立できているすごーい!ものです。しかし、ザイオンやらといったのはカーボンと樹脂の含有割合が、そもそも繊維をどうのこうのしてしまってて.....まあ早い話リールの形に加工出来るまでコストやら強度やらのレベルを落としたカーボンなわけです。カーボンだけであの形が成型できるならそりゃすごいや(笑)

やはり耐久度に難ありだと思います。樹脂も入っているので、強い負荷がかかった場合に撓みが生じます。強い負荷とはつまり、魚を釣るときはもちろんの事、根掛かりは極端にリールに負荷をかける事になります。

樹脂に比べて強度はあるかもしれませんし、最も感じることが出来るメリットは「軽さ」かと思います。使用期間を割り切るならその軽さを求めて使うのはアリですが、巻き心地が悪くなるのは軽さのメリットのひとつである感度を殺してしまうわけです。



で、耐久度に関してはもちろん最強なメタルボディちなみに、シマノのハガネボディとやらはボディの全てがメタルなわけではなく、あ、こういう系統のことは後で詳しく解説しますね。

メタルボディ、つまりシマノでいうツインパワー、ダイワでいうセルテートクラスの話ですね。低価格帯で言うとフリームスとかですか。しかし、巻きのカッチリ感は供回りハンドルのフリームスでは限界があります。

耐久性はあるけど重い......。等々の当たり前のデメリットは出てくるかと思いますが、手元に重心が来ることは案外気にならないもんでして、ロッドとのバランスを考えた場合、そのロッドで想定されている適正重量のリールを使うことが一番です。ロッドに対してリールが軽すぎると先重りするし、キャストがぶれるし、逆にロッドに対してリールが重すぎると、必要以上に疲れるだけです。


ということはですね、メタルボディのリールを使用することを想定されているような魚種を狙う場合、重さがデメリットになることはない、ということです。ただし、そのロッドカテゴリー内でもやたらと軽いロッドだったりした場合、軽いリールでもバランスは良いでしょうから、当人の好みで使い分けることが可能でしょう。シーバスロッドぐらいの強さのロッドに関しては適正リールが2500~4000(シマノ)とさまざまでしょうね。テスターのクセが反映されやすいでしょう。それと、シーバスとひとくくりにしても生息範囲があまりにも広いため、タックルもいろいろなんですよね......。


メタルボディ×強いギアが必要になるのはオフショアなどの常時強い負荷がかかる釣り。ずっと重いジグをしゃくり続けたり、でかい魚とやりとりするにはボディがいくら強くてもあんな小さなパーツを複合した道具ですから限界があるわけでして、強い負荷で撓まない、硬くて強いギアをのせる必要があるわけです。撓みが力をロスさせてしまうわけですから。

逆にいうと、メタルボディ×強いギアはそこまで負荷のかからない釣りなら初期状態が良いクオリティで維持されるわけです。その強さとパーツの精度を詰めていくと値段が跳ね上がっていくわけですね(笑)



さて、ボディとギアに重きをおいて耐久性を紹介しましたが、他にも紹介しておきます。

まず、ハンドルの形式。ねじ込み式と供回り式があります。これに関しては、供回り式はパーツ数が多いから?かみ合わせの精度に構造上限界があるから?ちょっと詳しく分かりませんが、素材がメタルであっても少しガタが出ます。それに対して、ねじ込み式はほぼハンドルとボディ間でのガタはありません。

次に、さっき少し話題に出したシマノのハガネボディがどうのこうの、って話です。ハガネボディというからには屈強なメタルボディなのかと思いきや、樹脂パーツとメタルパーツを複合させて強度を実現しているリールもあるようです。適材適所、ですね。自分は設計する側の人間でもなんでもないので詳しいことは知らないのですが、最適な配置をすることによって強度に対するパーツや加工精度のコスパが優れている、ということがあるのでしょう。

シマノは「ハガネボディ」と強さをアピールするときにハイブリッドにしているリールが一部あるようですが、ダイワはルビアスやイグジストといった「軽さ」をウリにしたリールでハイブリッドを採用しているようです。各社の個性があって面白いですね。

そうそう、ギアの素材が同じものを採用していても、中身をばらしてみたら厚みが違うなんてこともあるようです。マシンカットデジギヤと言っても同一部品とは限らない、という意味です。


3.巻き心地、重量


耐久性がありつつ軽い巻きを成立させているリールとなるとかなり限られますよねw

ローターの形状がいくら肉抜きされていてもその形状で強度を成立するために採用されてる素材自体が重かったら意味ないし.....。最近のリールはそこんとこもある程度クリアしてきてるらしいですが。
ちなみに、ボディにザイオンは限界があるといいましたが、ローターにザイオンは結構よさげっぽいです。シマノのci4+もしかりです。

初期性能のなめらかで軽快な巻きをとるか、ある程度の巻きの重さを覚悟して耐久性をとるか、はたまたどっちも取るか......。そういった部分で値段差はでてくるわけです。

軽いロッドなら、軽いリールを使ってもバランスをとることはできる、もっと言うとその軽さのリールの使用を前提として設計されているロッドなら軽いリールで最もその性能を発揮できるわけです。そこんとこは自分でロッドにセットしてみるなり、テストに使用されているリール重量が記載されているのを確認するなりするのが良いでしょうね。たしか、ヤマガのサイトなんかにはちゃんと書いてありますね。


まとめ


ぶっちゃけた話をいうと、道具なのでずっと快適に使用するのは不可能なわけで、ダイワもシマノもモデルチェンジのスパンが快適に使用できる想定期間ってことじゃないでしょうか。

例えば、セルテートやルビアス、ツインパワーやバンキッシュなら値段÷使用年数で年間1万~1.5万ぐらいでしょうか。高性能なリールだし、僕としてはそんなに高い値段ではないかと思います。

3~4年ほど使用しても、OHに出せばその後も十分に使用できるかと思います。


逆にルビやセルテ未満のリール、釣行が多い方にはお勧めしません。


最近発売されたセオリーがもてはやされていますが、あれって「ライトゲームだったら良い」ってだけですよね?

スペック厨殺しといいますか、たしかにカタログスペック、店頭での巻き心地は非常によろしく見えます。

しかし、自分が良いなぁと思うのはザイオンローターのみかな~と。普通に考えて、あの価格帯で出るということはどこかでコストカットが生じてるわけでして。マシンカットデジギアであろうとギアの厚みが違ったりするそうです。というか、ギア良くてもボディの強度は確保できているんでしょうか......。
強度と軽量性の両立より、軽量性の特化に重きを置いているリールであることを忘れないようにするべきでしょう。シマノのストラci4+もしかりですね。自分は基本的に樹脂ボディ、カーボン樹脂ボディを信用していません(笑)


初期性能が維持できないリールはトラブルにつながります。ダイワのベール下がり問題とか。ああ、こういうことまでつっこみ始めるとキリがないですね(笑)


ここらでまとめると、

最近のリールはだいたいトラブルに関する基準はクリアしているとして、初期性能だけをみればコスパに優れた樹脂、カーボン樹脂でもよい。カーボン樹脂は特に軽いためメリットが大きい。巻きのかっちり感を求めるならねじ込みハンドル。ボディの撓みが最小限の素材である金属ボディなら、初期性能の維持が高度に保たれるだろう。ボディがいくら強くとも、高負荷の釣りではやっぱりギアの強度が必要。高負荷に耐えうるということは、強度が必要な釣りでなくとも性能の維持が高いレベルだろう。カーボン樹脂であってもメタルとのハイブリッドのものもあり、一概にザイオン採用機が初期性能を維持できないとは言えない。


こんなもんでしょうか。長々と書いた記事ですが、リール選定の助けになればな、と思います。